「変わりたい」と思ったあなたへ:DV加害者プログラムへのご案内

ご覧いただき、ありがとうございます。

突然ですが、あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?

  • パートナーや家族との関係がうまくいかない
  • 感情が爆発してしまい、あとで後悔している
  • 「もう二度と繰り返したくない」と思っているのに、同じことをしてしまう

そんなあなたに、ひとつだけお伝えしたいことがあります。

「変わりたい」と思うその気持ちは、もう“始まり”です。


DV加害者プログラムとは?

DV(ドメスティック・バイオレンス)は、「一度やってしまったら終わり」ではありません。
むしろ、「向き合い、やり直す」ことができる問題です。

DV加害者プログラムは、あなたがこれまでの関係の中で何が起きていたのかを振り返り、感情の扱い方や、他者との健全な関係づくりを学ぶ場です。

こんな方におすすめです:

  • 自分の行動に対して不安や疑問を感じている
  • パートナーや家族ともう一度、やり直したいと思っている
  • 子どもや周囲の人に「暴力のない関係」を示したいと考えている

「加害者だから」と引け目を感じる必要はありません

DVという言葉を聞くと、「悪い人」や「怖い人」といったイメージを抱くかもしれません。
しかし、私たちは**「過去の行動=その人のすべて」**だとは考えていません。

誰でも間違いを犯すことがあります。
大切なのは、「その後、どうするか」です。


プログラムの内容(例)

  • 感情のコントロール方法
  • 支配的な関係と対等な関係の違い
  • 暴力の背景にある思考パターンの見直し
  • グループでの対話とフィードバック
  • 実生活での行動変容へのサポート

ご参加について

参加は完全予約制です。
個別面談から始めますので、安心してご相談ください。


▶ よくある質問

DV加害者プログラム よくある質問(FAQ)
Q1. 自分が本当に「加害者」なのか分かりません。それでも参加できますか?
A. はい、可能です。
「暴力」と言っても、身体的なものだけでなく、言葉や態度、経済的な圧力、無視なども含まれます。自分の行動に違和感を感じている時点で、すでに重要な気づきが始まっています。まずは話を聞いてみましょう。

Q2. プログラムに参加すると、警察や裁判所に情報が伝わるのですか?
A. 基本的にそのようなことはありません。
プログラムは民間団体や福祉機関によって自主的に運営されています。あなたの個人情報は厳密に守られ、第三者に無断で共有されることはありません。ただし、法的に義務がある場合(自傷他害の恐れなど)を除きます。

Q3. パートナーに知られずに参加することはできますか?
A. できません。
しかし、ご事情があるようでしたら、柔軟に対応しますのでお問い合わせください。

Q4. 裁判所からの命令で参加する人ばかりですか?
A. そうとは限りません。
自発的に参加している方も多くいらっしゃいます。「自分を変えたい」「関係をやり直したい」という気持ちから始めた方が多く、安心して参加できます。

Q5. 仕事があって、平日の日中は参加できません。夜や土日に受けられますか?
A. プログラムは平日と土曜日の夜に開講していますので、お仕事を持っている方にも参加しやすいと思います。
なお、プログラムはオンラインで行っています。

Q6. どんなことを学ぶんですか?
A. 主に以下の内容を扱います:

感情のコントロール方法(怒りのマネジメントなど)

支配的な関係と対等な関係の違い

自分の思考パターンや言動を見直す

他者との境界や尊重の仕方

被害者視点の理解

Q7. 自分だけが悪いと言われるのでは?責められそうで不安です。
A. 責めることを目的とした場ではありません。
このプログラムは、「責任を取ること」と「責められること」は違う、という立場に立っています。あなた自身が変化するきっかけとして、自分を見つめ直す安全な空間です。

Q8. 費用はいくらですか?
A. 参加費は、1回あたり3千円です。

Q9. どのくらいの期間、通う必要がありますか?
A. 多くのプログラムは数か月から1年以上かけて継続的に実施します。
変化には時間がかかるのです。

Q10. プログラムに参加すると、家族関係は必ず良くなりますか?
A. 「必ず」とは言えませんが、改善のきっかけにはなります。
あなたが変わることは、相手や家族にとっても変化の機会になります。ただし、再構築には双方の努力と時間が必要であり、無理に元通りに戻すことを目的とはしていません。


最後に

あなたがこの記事を読んでいるということは、
「このままではいけない」「何かを変えたい」と思っている証拠です。

その一歩を、ぜひ一緒に踏み出してみませんか?
あなた自身と、あなたの大切な人たちのために。