ある日のDV加害者プログラム
言い合いの途中で、黙って部屋を出てしまったこと、出ていかれてしまったことはありませんか。
実は今回のプログラムでも、多くの人が「ある」と手を挙げました。
理由を聞いてみると――
「怒っているぞと相手に伝えたかった」
「口ではかなわないから、逃げるしかなかった」
そんな声が次々と出てきました。
でも、無言で立ち去るのは、相手からすると「放り出された」「無視された」と感じられてしまいます。争いを避けたつもりが、逆に関係を深く傷つけることもあるのです。
話し合いの中で印象的だったのは、「次からはトイレに立ってタイムアウトをとる」という意見が多く出たこと。
ただ黙って出ていくのではなく、「10分休ませて」と一言伝えてから距離をとる。そんな小さな工夫で、逃げる行動が“関係を守るための休止”に変わります。
「この場から逃げたい」と思う瞬間は誰にでもあります。
大切なのは、その衝動をどう扱うか。
無言ではなく言葉で区切ることができたら、関係はもっと安心できるものになるのだと思います。
この日のプログラムのまとめ
・無言で離れることは、相手に強い拒絶のメッセージになるので、相手にDVをしたことになる。
・「タイムアウトを言葉で伝える」ことで、逃げではなく“関係を守る工夫”に変えられる。
・「小さなひとこと」が、関係のあり方を大きく変えるきっかけになるかもしれない。
当会の加害者プログラム
私たちの加害者プログラムでは、このような様々なケーススタディを用いてDVとの向き合い方を学びます。
暴力を繰り返さないためには、気づきと実践が欠かせません。
「自分も同じようなことをしているかもしれない」
「関係を壊さずに、感情とつき合う方法を知りたい」
そう思った方は、ぜひプログラムにご参加ください。安心して話せる場で、一緒に新しい選択肢を探していきましょう。
