今日はDVに関する研修会でした

本日、DVをテーマにした、対面とオンラインのハイブリッドの研修会に講師として出席してきました。

今回は、当事者の方々が含まれる場でもあったため、何かを決断する時間ではなく、「自分の感覚を大切にする時間」にすることを心がけました。

会場の空気と、画面越しのまなざし。それぞれの場所で、それぞれの思いがあったように感じています。

DVというと、「怒り」や「性格」の問題として語られがちです。

けれど今回は、関係の中でどのように“力”が使われているのか、という視点から整理しました。

誰が決めているのか。
誰が空気を左右できるのか。
誰が我慢を続けているのか。

少し距離をとって関係を見ることで、見えてくるものがあります。

小さな違和感を否定しない

DVは、ある日突然始まるわけではありません。多くは、小さな違和感の積み重ねから始まります。

「なんとなくおかしい」
「少し苦しい」
「言葉にしづらいけれど、引っかかる」

その感覚は、弱さではありません。

今日は、その違和感を急いで説明しなくていい、そんな時間にしました。

研修では、なぜ離れないのか、という問いにも触れました。

現実には、経済や子ども、生活基盤など、簡単には動けない事情があります。

動かないことが、その時点では一番安全な選択であることもあります。

それは決して「弱さ」ではありません。

後半では「境界線」という視点を共有しました。

NOは攻撃ではありません。
相手を変えるための言葉でもありません。

自分の領域を守るための線です。

うまく言えなくても大丈夫。
今すぐ使えなくても大丈夫。

ただ、「NOは悪いことではない」ということだけでも、
心のどこかに置いておいてもらえたらと思っています。

ハイブリッドという形式でしたが、それぞれの場所で、静かに考える時間が流れていました。

今日が何かのきっかけにならなくても構いません。
ただ、「自分の感覚を否定しなくていい」と思えたなら、それで十分です。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。