家事も育児も担う夫、それでも続く苦しさ

 以前、こんな相談があったことを思い出しました。

 「彼は家事も育児を分担し、周囲からは「理想的な夫」と言われます。だから、何か言われても、言い返すこともできないんです。」


 「正体はよくわからないけれど、家庭の中でなんとなく息苦しさを感じている」という女性は少なくありません。
言葉の端々に潜む否定やいやみ、きげんの変化に怯える日々。
手をあげられなくても、心が少しずつ削られていくことがあります。

 暴力とは、怒鳴ることや叩くことだけを指すわけではありません。
相手を支配し、萎縮させ、自己判断を奪っていく関係性そのものが、
静かな暴力になっていきます。

 「これほどやってくれているのだから、文句は言えない・・・」


 その思いが、被害を覆い隠す仕組みの一部になってしまうこともあります。
我慢を続けてきたのは、弱さのせいではありません。


 関係を壊したくなかった、子どもを守りたかった、
その一心で生き延びようとしてこられたのだと思います。

 もし今、少しでも違和感や疲れを感じているなら、
その感覚を軽く扱わないでください。
優しさと暴力は、同じ人の中に同居することがあります。
たとえ外からは見えにくくても、
あなたが感じている痛みは確かに存在しています。

一緒にその正体を考えてみませんか。
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