エープラスとは

ミッション

私たちだから、できること。
私たちでなければ、できないこと。

私たちの原点は、DV被害を受けた女性たちの自助グループにあります。

始まりは、同じ悩みを抱える女性が自らの経験を語り合う「わかちあいの会」。
そこから少しづつ、お互いが元気になるための企画を実現させてきました。
「自分たちに必要な情報を自分たちで学びあい、共有し合おう」。
当時の思いは、2006年にエープラスを設立してから現在まで変わっていません。

DV被害者が、パートナーのもとを離れた後も、心の傷を抱えながら毎日暮らしていくことがいかに厳しいか、私たちは知っています。
新たな生活の中で、当事者は多くの困難にぶつかります。

ある日突然、仕事も家事も子育ても、全部「ひとり」でしなければならないという現実。生活費の工面や仕事と子育ての両立、世間の無理解など、新たな苦労や悩みが生じてくるのです。また、加害者が立ち直ろうとする被害者の邪魔をするケースもあります。離婚後、元夫が職場まで乗り込んできたという経験を持つスタッフがいます。責務や時間に追われる日々が続き、心身ともに疲労困憊していきます。これは、言葉や想像以上に大変です。
やっとの思いで大きな決断をしても、その先の人生は長く、安心かつ安全な新生活をスタートさせるには多くのサポートが必要なのです。頼ってもいいんです。

かつてDVを経験した私たちだからこそ、
わかること、できることがたくさんあります。
私たちにしかできないことも、きっとあるはず。
そこに、エープラスの存在意義があると考えています。