目黒区児童虐待死高裁判決に関してAERAdot.に代表のコメントが掲載されました。

“結愛ちゃん虐待死事件”高裁も母親に懲役8年 「司法は母親に責任を押し付けている」の声も

■支援を求められない社会システム

 判決を受け、DV被害者の支援団体「エープラス」(東京都)代表理事の吉祥眞佐緒(よしざきまさお)さんは、

「この夫婦の関係性の中で、母親が一人で子を守ることは難しい」

 と指摘。問題は、母親が支援を求められない社会システムにあり、母親に責任を押し付ける司法にあるという。

「心理的に支配されていた母親にその役割を求めること自体、司法がDVを理解していない証拠。行政などの支援機関も、母親がどうして支援を受けられなかったのかを考えてほしい。制度や法律が1日も早く被害者と子どものために運用されることを望みます」(吉祥さん)