「女性による女性のための相談会」報告

当会も実行委員会に所属している「女性による女性のための相談会」が終了しました。プレスリリースの一部を掲載いたします。

「女性による女性のための相談会」の結果(1月9日17時確定)

女性による女性のための相談会実行委員会

 2021年11月2日、政府が閣議決定した自殺対策白書からは、女性の自殺率が増加したことがわかりました。さらに12月29日には、新宿区歌舞伎町で子ども2人と無理心中を図ろうとした女性が、あやまって息子を転落死させてしまい逮捕される事件がありました。  

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために事業所が営業自粛や閉鎖に追い込まれる中、女性たちは仕事も生活も追われ、孤立が深刻化しています。

 2021年クリスマスから22年正月休みまでの間、都内各所では相談会が実施されましたが、炊き出しや生活相談に並ぶ女性の姿は増加しています。

 男性には相談しにくい生活まわりの困りごとや、自分の悩みや不安があっても家族のことを優先させる女性は、自分のことを後回しにせざるを得ません。

 労働組合、市民団体、弁護士会など女性有志が本相談会実行委員会が設立して1年が経とうとしていますが、状況は悪化の一途をたどるばかりです。

「女性による女性のための相談会」では、相談(労働、生活、家庭/家族、心と体の健康、妊娠・出産など)を受け付けるだけでなく、生野菜や果物などの食糧や生理用品を含む生活必需品も配布しています。しかし、相談会に足を運ぶ女性の多くは、こうした一時的な支援と合わせて継続的に悩みを相談できる相手や居場所を必要としています。

 本実行委員会では、相談に来た女性たちへの伴走支援を目的として、2021年3月、7月、12月と相談会を実施してきました。

□主催:女性による女性のための相談会実行委員会

□後援:東京都/日本労働弁護団/日本労働弁護団女性労働P T /第二東京弁護士会

□相談会

日時:2021年12月25日、26日、2022年1月8日、9日の4日間に実施 

<12月25日、1月8日は11:00-16:30(受付最終)、12月26日,1月9日は10:00-16:00(受付最終)>

場所:新宿区立大久保公園(東京都新宿区歌舞伎町2-43)の特設会場

相談内容:生活、労働、D V被害、性被害など

対応言語:やさしい日本語、英語、ベトナム語、手話対応

トランス女性の相談も受け付けている

□スタッフ、ボランティアの人数

・9日 実行委員会スタッフと当日ボランティア 計99人

・8日  実行委員会スタッフと当日ボランティア  計109人

・25日 実行委員会スタッフと当日ボランティア 計97人

・26日 実行委員会スタッフと当日ボランティア 計91人

□取材に関する問い合わせ先(実行委員会・メディア対応チーム)

松元 090-9975-0848/メール chie.m.matsumoto@gmail.com

<相談結果概要>

□相談件数

 2022年1月9日:98件(17時現在) 託児7件=

(新規48件、再来訪50件(2021年3月実施の相談会以降の再来場者)

2022年 1月 8日:115件(17時現在)  託児5件

2021年12月26日: 86件(17時現在) 託児5件

   12月25日: 83件(17時現在) 託児3件